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システムとしての社会の中に生きるとは?

葉山でのリトリート初日の夜、御飯を食べている時でした。一人の若い青年が、私たちの所に来て、こう質問しました。


「先ほどの才能の話についてですが、私は小さい頃から絵が好きで、今も趣味で描いていたりしています。出来ればこれを仕事にしたいと思っていますが、今のシステムのような競争がある社会構造を見ると、なかなか食べていくために絵を描くという決心がつきません。才能を開花させる事と、社会に生き残り適応していく事は、やはり別々な事として考えなければいけないと思いますが、あなたはこれに関して、どうお考えですか?」


ルービンは、こう伝えました。


「あなたは、いくつか大事なポイントを伝えてくれました。


確かに、本来自分がしたい事と切り分け、法律という名の社会システムに適応できなければ、現実的に生きていく事が難しいと、多くの人たちが、感じているでしょう。しかし、冷静に考えた時に、どんなシステムでも、権限を管理する、レベルという概念があります。レベルを上げていけば、より多くの権利が与えられ自由になれると、多くの人が錯覚しているよう、私は感じます。


真実は、その逆なのです。システムの権限を与えられれば、それを機能させるために責任が生じ、いつの間にか、そこから抜け出せなくなり、自由が奪われるのです。そして、上り詰めた人は、最後に必ず転がり落ちるような仕組みに作られているのです。


誰かが作ったシステムの中で生きるのか、それとも、接点を自ら作り、社会と共にバランスを保ちながら付き合い、自然の秩序と共に生きるかは、あなたの選択です。重要なのは、あなたには、その選択する自由があり、あなたの行動ひとつで、良き未来を作れるという事です。


いままで、私の話についてよく頭で考えてくれていたのですね。今度は、その思考を心と一つに出来れば、あなたの正直な気持ちに気付く事ができるでしょう。


これから、行われるアートクラスで、あなたの心の中にあるものを描いて、その絵を皆さんと、是非シェアしてください。用意されている画用紙とマーカーが、あなたにとって、思考と心を一つにさせてくれる助けとなり、あなたの才能を開花させる機会であり、道具です。


どうか自分を疑わないでください。」


この青年は、次の日に仕事があるとの事で、もともとアートクラスに参加する予定がありませんでした。しばらく悩んでいたようですが、どうしても次の朝に仕事が控えているとの事で残念ながら、時を共に過ごす事が出来ませんでした。


そして、ルービンは、この青年に対して、「今感じている素直な気持ちを忘れない内に、絵に描いてください」と伝えました。


上の物は、アートクラスでジョーダンが描いた絵の内のひとつで、彼らの聖山でありますサンフランシスコピークスと、葉山からも見える富士山の絵が描かれています。

at 23:31, 先住民ホピ族(水氏族)ルービン・サウフキーのアナンダラバ, ホピの生き方と日本の和を語る

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